元々S&S Super E 用として製作されたAuthentic Air Cover(以下AAC)ですが、実は他のキャブに装着できる裏技が存在します。
まずAACの基本構成をご覧ください。
2ピース構造となっておりEキャブに取り付けるベースとカバーがあります。
実は弊社の他のキャブカバーのベースを使ってAACを他のキャブに着ける事ができちゃいます!
左下がAACの正規E用ベース、極限まで薄く作られ研磨まで入っていてとっても手がこんでいます。
右下が弊社HZT115シリーズのB用、右上が同CV用ベースとなっています。内径や取付用の足の長さは違いますが実はAAC E用ベースと取付ピッチが同じでどれも左上のAACカバーの装着が可能です。
ただし装着するキャブによって若干注意点がありますので以下個別に解説していきます。
CVキャブ
CVキャブ用のベースの一番の違いは取付用の足の長さが前後で同じという事です。そのため写真のようにキャブカバー自体がキャブに対して若干前にマウントされるようになります。
AAC E用ベースは前が短く後ろが長くなっていてカバーの円弧の中心とキャブの中心が同じになるようになっていますが、CV用はキャブカバー全体の中心とキャブの中心が同じになります。
CV用ベースの足が前後で同じな理由についてはまた別で説明いたしますが、こういった見た目の違いがあります。
B キャブ
見た目はほぼEキャブと同様に装着が可能なのですが、元々空気の流れに敏感なキャブなのでEキャブ用に製作されたAACカバーを装着してセッティングが出るかどうかの保証が出来ません。上手くいった前例はありますが、そこに関してはお客様責任となってしまう事をご了承いただく必要があります。
ちなみに元々Bキャブ用に製作されたHZT115シリーズに関しては多数の装着テストによりセッティングの出る事が証明されております。
SUキャブ
SUキャブの場合ですが、他のベースを使う方法ではなく弊社の『穴変換アダプター SU to S&S E』を装着する事でAAC が装着可能になります。
最後にご注文方法ですが、AACをカートに追加しレジへ進み、配送方法や支払い方法の下の注文オプションのコメント欄に
『CVキャブベースへの交換希望』もしくは『Bキャブベースへの交換希望』
とご記載いただければAAC のE用ベースと必要なベースを交換の上、同価格にて販売させていただきます。
SUの場合はE用ベースも必要ですので、AACアッセンブリーに追加して『穴変換アダプター SU to S&S E』をご購入ください。
本日午後の出荷をもちまして本年の営業をすべて終了させていただきました。
2019年は台風被害に遭い散々な年だったので、2020年はアクセル全開で挑もうと吠えた昨年末、まさか今年がこんな世界的コロナ渦になるなんて全く予想もしておりませんでした。
毎年参加していたイベントはほとんど中止になり、とにかく人と会う事、そして移動・渡航を躊躇しなくてはならない一年。色々頭の中で考えていた事も実行できず、本当に今まで当たり前にできていた事ができない。今までできていた当たり前の事々のありがたさをつくづく感じさせてもらった1年でもありました。
完全に前に戻る事はないであろうという前提ではありますが、来年も会社単位そして個人としても対策を徹底し、協力できる事は行い、少しでも全体が前に進めるように日々考えて行動しようと思います。
そしてワクチンが功を奏し、積極的にバイクライフを楽しめるようになった時に皆さんに大いに楽しんでもらえるように部品開発、その他企画をしっかり仕込んでおこうと意気込んでおります!
会社として大変な部分も多々ありましたが、こうしてなんとか無事年末を迎えられたのもお取引いただいた業者の皆さま、部品をご購入いただいた皆さま、弊社に絡んでいただいた皆さま、スタッフ、家族みんなのおかげでございます。
本年もありがとうございました。
2021年もどうぞよろしくお願いいたします!
新年は4日(月曜)から営業を開始いたします。
株式会社 FORK 代表取締役 長谷川 努